陸前高田へ行ってきました

JUGEMテーマ:大震災後の復興支援

8月11日〜13日、家族で陸前高田へ行きました。

 

今までは新幹線で一ノ関まで行き、レンタカーで高田へ行っていましたが、今年は子供達も大きくなったので、車で行ってみました。

10日夕方17時に自宅発。仕事を終えた夫を拾い、東北自動車道へ。

夫と運転を交代しながら車を進め、朝の3時半に高田に着きました。

 

 

11日、曇り。

近所の水路へ、誰も通っていない場所を、鎌で草を切り開きながら進み、「ガサガサ」をしました。

足や編みで草を踏みつけると、網に小さい魚、ドジョウなどが入ります。

モクズガニが一匹採れました。

(私は魚の入れ物をずっと両手で持っていたため、写真が撮れませんでした。)

 

夕方は、他のご家族が気仙川で釣りをするのを見学。娘は蜘蛛が怖いといって、川岸までは行かれませんでした。

川には、鮎を釣っている方がたくさんいらっしゃいました。

 

この日のお風呂はいつもの「玉乃湯」。

登山帰りの入浴や、宿泊もできる施設で、私達も毎年訪れています。

今年から電気風呂が入ったとのことで試してみると、ピクピクと気持ち良い刺激がありました。

 

12日、雨。

あいにくの雨でしたので、7月にオープンしたばかりの市立図書館に行きました。

昨年から大きく変化したのは、山を切り崩した土砂で作った「かさ上げ地」の上に、複合施設「アバッセたかた」と、併設の市立図書館ができていたことです。

 

中は撮影禁止でしたが、ピカピカの図書館に、本も新品です。

大人の本は勿論、児童書がても充実しており、読書コーナーも落ち着いて本が読める構造でした。幼児だけでなく、10代に向けた書棚もありました。

我が家の子供達も、2時間以上、思い思いの本を手に取り、読んでいました。

 

震災関連の書籍のコーナーも壁一面にあり、様々な本がありました。

ゆっくり本を読める機会もなかなかないので、私も一冊読みました。

救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―という、9名の医師の証言を綴るノンフィクションです。

震災の経験は人の数だけあり、テレビや新聞だけではわからないことだらけなのだと、改めて感じるひとときでした。

 

少しの間雨が上がったので、子供達は、「たかたのゆめちゃん」がついている屋外遊具で遊びました。

 

遅い昼食は「熊谷食堂」へ。

ボランティアの方々もよく立ち寄るお店で、白と黒、2色の担々麺が有名です。

私は白、夫は黒を注文しました。

白いスープは辛いものがそれほど得意でない私でも何とか楽しめる辛さで、美味しく頂きました。

 

午後は、「一本松商店」へ。

SAVE TAKATAの吉田さんがイベントに出ているとのことで、お訪ねしました。

蒸しがきを売っていたので購入、夫、娘、私で、その場でいただきました。

震災のパネル展示があり、改めて津波が来る前の写真を拝見しました。今の高田の状況が復旧ではなく、新しい街を作っているのだということを改めて感じました。

 

続いて、ボランティアの拠点「復興サポートステーション」へ。

その日のボランティアを終えた方々が戻って来るところでした。

 

次に、「気仙大工左官伝承館」へ。

明治初期の暮らしを再現した建物は、気仙大工の優れた建築手法を後世に伝えるために作られたとのことです。

囲炉裏やかまど、神棚など、子供達は珍しそうに見ていました。

 

そして、三陸道を北へ足を延ばし、一度行ってみたかった「大船渡温泉」へ。

大船渡湾を一望できる温泉で、ゆったりとくつろぎました。

晴れていたらもっと眺めが良さそうです。また来年も行こうと思います。

 

高田へ戻り、この日の最後は、毎年立ち寄っている「お菓子工房木村屋」へ。

お土産のバウムクーヘンを買いにいったのですが、とても美味しそうなチーズケーキを見つけ、こちらも購入。

 

昭和元年創業、元は和菓子屋さんだったという木村屋さんですが、こちらのチーズケーキは濃厚でとても美味しく、また来年も食べたくなる味でした。

 

 

13日、雨。

 

朝一番に「産直よこた」へ。

地元の新鮮な野菜やお土産を販売しています。

 

鮎のぼりがお出迎えしてくれました。

 

 

ランチをご一緒する予定だった方が体調不良でキャンセルとなり、子供達の強い要望もあって、再び図書館へ。

私も、昨日読みかけた本を読み終えました。

 

午後からは帰り道ですが、今年は海岸線を南下するルートを選択。

 

昼には高田をあとにして、気仙沼へ向かいました。

 

気仙沼の景色は陸前高田とよく似ていて、工事中、重機が動いている風景が続きます。

 

息子の大好きな危険生物、サメのいる「気仙沼シャークミュージアム」へ。

サメの水揚げ量日本一の気仙沼にあるこの博物館は、日本で唯一のサメ専門の博物館なのだそうです。

震災後リニューアルの際に、震災を伝える役割も担う事となったこの博物館は、前半は震災の記録、後半はサメの不思議に迫るという構成で、多くの親子連れで賑わっていました。

 

遅い昼食は、気仙沼の「K-port」にて。

後から知りましたが、渡辺謙さんが開いたカフェなのだそうです。

パリッとした石窯ピッツァ「ケセンヌマ」などをいただきました。

 

その後は海岸線を南下し、南三陸町へ。

南三陸の復興のシンボル「さんさん商店街」にいきました。

 

夫は過去にも何度か訪れたとのことでしたが、今年の3月3日にリニューアルされたとのことで、真新しい建屋に様々なお店が並んでいました。

 

土産店に立ち寄ると、モアイ像の置物が目につきました。

1960年のチリ地震による津波が南三陸に到達したことを期に交流のあったチリから、世界で初めて、本物のモアイ像が送られたのだそうです。

 

モアイ像のお土産を買って外に出ると、商店街のあちこちにモアイ像がある事に気づきました。

 

18時頃、南三陸を出発。

三陸沿岸道路を南下、石巻、東松島、多賀城、名取など、津波の被害で耳にしたことのある地名をみながら進みました。

途中から東北自動車道へと車を進め、渋滞を避けゆっくりと進み、深夜2時過ぎに帰宅しました。

 

 

宿泊は今年も、横田町のお宅にお世話になりました。

夫はボランティアでいつもお世話になっているお宅ですが、子供達にとっては1年に一度の特別な宿泊です。

例年通り、到着後少し経つと、子供達は我が家のようにくつろいでいました。

祖父母の家に泊まりに行く環境にない子供達にとって、ここは第二の故郷ならぬ「第一の故郷」になっています。

今年も大変お世話になりましたこと、心から感謝を申し上げます。

 

 

 

今年は雨で、自然を満喫できずに終わりましたが、高台の商業施設の建設や図書館のオープンなど、街の様子が変わってきているのを実感しました。

 

一方で、仮設住宅もまだまだある状況を目にして、陸前高田応援団の活動も引き続き行っていこうと、気持ちを新たにする旅でもありました。